3年間の留学生活と就活
せいよう
マンチェスター大学(英国)
コンピューター科学学部
2025年度留学開始
イギリスの大学は基本的に3年間である。そのため、大学に入学して、すぐに就活を始める学生も多い。自分自身も、先輩達や就活エージェントからのアドバイスを受け、1年生ながらロンキャリと呼ばれる、イギリス最大規模の日系企業のキャリアフォーラムに参加をするなど、就活に触れてみた。そこで、いわゆる”ガクチカ”を聞かれたときに、何も答えることがなかった。それは、大学に入ったばかりだから当然である。そこで、せっかく強く行きたいと思いやっと入学することができた大学に入ったばかりなのに、もう出口である就活に力を注いでる自分に疑問を覚えた。実際に、日英問わず大学に入って1番頑張ったことが就活という学生も少なくないと思う。
しかし、それは学生としても最後のモラトリウムの期間としても大学生活の本質から乖離してると思う。これを機に、私自身はまずは今のフェーズとして、せっかくの大学生期間になんでも自分のやりたいことに挑戦して全力で打ち込んで、結果として就活のときに”ガクチカ”として自然に語れるエピソードができたらいいなと感じてる。
また、computer scienceは、AIによる雇用状況の変化を現状良くも悪くも1番モロに受けている分野だ。デジタルであればあるほど、AIとの相性は良く置換されやすく、computer science はまさにデジタルのど真ん中である。開発の現場においても、コーディングエージェントによるバイブコーディングで開発速度は大きく上がり、多くのソフトエンジニア、特にジュニアレベルのエンジニアが必要とされなくなってきている。
しかし同時に、仕事をAIを使って効率化し置換していくのも我々computer science を学んだ者だ。この変化の波に飲み込まれず、乗るためにも、1エンジニアとしてこれから求められる方向性においてスキルを取捨選択し磨いていきたいと思う。今夏にもAIエンジニアなどのインターンに申し込んだが、思ったような結果は得られなかった。そこで感じたのは、学部生である自分のエンジニアとしての技術力不足だ。今までは早く働き出したいという思いからあまり考えていなかった、院への進学も視野にいれるきっかけになった。
しかし、今の生成AIの進化のスピードを見ていると、自分が院を卒業するころには、そこで学んだこともAIが簡単にできるようになっており、そこでの時間が無駄になってしまうんじゃないかと感じる気持ちもある。簡単に答えがでたり、明確な答えがある問いではないと思うが、自分が何をしたいかという自分自身の内面と、生成AIの発展などのマクロな状況の両方と向き合いながら、自分の進む道を決めていきたいと思う。
2026.09