RAとして過ごす日々――夢が動き出す瞬間
LEO
カリフォルニア州立大学サンマルコス校(米国)
ビジネス
2023年度留学開始
前編「アメリカ留学はお金がかかるから諦めるしかない?」を読んでくださった皆さん、続編にも遊びに来てくれてありがとうございます!そして、もしまだ前編を読んでいない方は、ぜひそちらから読んでみてください。RAというポジションの魅力や、私がどうやって生活費の不安を乗り越えてきたかなど、リアルな体験を綴っています。
さて、続編では実際に私がRAとしてどんな日常を送り、どんな成長を感じているのか――そのリアルをお届けしたいと思います。
RAは「住み込みの仕事」であると同時に、一人ひとりの人間と真剣に向き合う仕事です。たとえば夜遅くにルームメイトとのトラブルで悩む学生の相談に乗ったり、ホームシックで元気をなくしている留学生を励ましたり……そんな一つひとつのやりとりが、私にとっては忘れられない出会いとなっています。
さらに、イベント企画では失敗もたくさん。最初の頃は「誰も来なかったらどうしよう…」と不安になりながら準備していましたが、回数を重ねるうちにどんなトピックならみんなが興味を持ってくれるか、どうすれば一人でも多くの学生が笑顔になれるかを考えるのが楽しくなってきました。
RAとしての活動を通して、私は「行動すれば夢は一歩近づく」ということに身をもって体感してきました。例えば、「学生にお金の大切さを学んでほしい」と思った私は、アメリカで有名なRamsey Solutionsにメールを送り、コラボレーションを提案!さらに、イベントで軽食を出してもらえないか、Chick-fil-Aに直接電話をかけ、サンドイッチ50個(350ドル、4万5000円相当)の寄付を依頼しました。
結果は…大成功!!コラボレーションと寄付がどちらも実現し、50人以上の学生がイベントに参加してくれました!


私の生涯の夢、「日本とアメリカの架け橋になる」という想いも、RAとしてひとつ形にできました。昨年の晩夏、夕暮れが少し涼しく感じ始めた頃、私は日本文化イベント『Japanese summer festival』を企画。屋台風にたこ焼きとかき氷をふるまい、さながら夏祭りの様な雰囲気の中、私はブースで一人ひとりの名前を筆で書きプレゼントしました。

嬉しいことに、その夜だけで250人以上の学生が列をなし、自分の名前が日本語でどう表現されるのか目を輝かせている姿に、胸が熱くなりました。「私は今、日本とアメリカの架け橋になれている」そう感じられた忘れられない夜でした。

RAというポジションは、生活費を助けてくれる存在であると同時に、夢を形にできるチャンスの場でもあります。イベント企画、コミュニティ作り、学生のサポート――どれも簡単ではないけれど、だからこそ得られる達成感は計り知れません。
もし今、「留学をしたいけどお金が不安」「もっと意味のある挑戦がしたい」と思っているなら、RAという選択肢をぜひ検討してみてください。
きっと、あなたにしかできない革命が待っています。
2025.04